まだうちの子は小さいし放っておけないから、学校や塾の宿題をする時はいつも隣で見てあげるのよねと、お隣に住むママ友さんが言われていました。
心配なお気持ちはとても分かります。子供と一緒に取り組む時間が子供の人格形成にも生きてくるとも言いますよね。
ご家庭によって考え方は様々だと思いますが、実際のところ我が家ではどう接していたのかをご紹介していこうと思います。
モンテッソーリ教育
我が子は二人とも幼稚園はモンテッソーリ教育の幼稚園へ通っていました。
モンテッソーリ教育の幼稚園ですので、年少年中年長3学年がごちゃ混ぜで一つのクラスの縦割りクラスなんです。
ですので年長さんになると、年長さんは年少さんとペアになり年少さんのお世話をするというお世話さん制度ができます。
また「お仕事」というモンテッソーリ教育特有のお勉強のような事もしていました。
それも先生から与えられたお仕事をするのではなく、子供たちがやりたいお仕事を選んで取り組んでいきます。
例えば数のお仕事ですと、先生に「1657の数を持ってきて」と言われたら、その子はその数のブロックを準備して持って行きます。
また「縫い刺し」というお仕事では、穴の空いたガイドに沿って本物の針と糸で縫い刺しを繰り返していくお仕事です。
幼稚園児の小さい子達が集中してお仕事をする姿に、参観日の日は毎回毎回感動をしていましたよ。
先生は決して子供達の先回りをして教えることはされませんでした。
お仕事に取り組んで行き詰まった時だけ、その子が先生に聞いてくるまで先生は手助けをされませんでした。
そんな幼稚園を卒園した我が子達ですから、夏休みの宿題を含め日々の宿題は当然自分から積極的に取り組み、分からないところだけは私に聞いてきたり自分でネットで調べて解決をしています。
幼稚園選びで迷われている方は自主性と集中力や優しさを引き出すモンテッソーリ教育、私はとってもお勧めですよ。
なかなかめづらしい特色のある幼稚園ですので数少ないとは思いますが、興味があれば是非とも見学に行ってみられて下さい。
勉強の取り掛かりが気になる母と、自分のタイミングがある我が子
親から勉強しなさいよと言われて、今から勉強しようと思ったのにと思ったことは誰しも一度はあるのではないでしょうか。
本当に宿題をやろうとしていたかどうかは置いといて、やりなさいと言われて取り掛かる宿題等は気が進まないですよね。
私も以前に言ってしまったことがあり、その日の塾の宿題は字は書き殴りでやっつけ仕事でした。
やれば良いんでしょと言わんばかりで腹が立ったのでしょうね。
それ以来私は勉強開始時間をはじめ、どのくらいの量をやっているかなどの把握は口出しをするのをやめました。
子供達の身につけた自主性を信じていないわけではないですが、以前に一度次男から言われたことがありハッとしました。
「お母さんは僕を信じていないんでしょ」と、子供ながらにあるんですよねプライドというものが。
でも親が心配している気持ちも分かって欲しいですよね、何十年も長く生きてきた親ですから。
当時の母の気持ちがやっと今分かりました。
子供の将来が心配で不安で親がしてあげられる事はしてあげたいけど、だけど信じてあげなきゃですね。
まとめ
結局我が家の兄弟は小さい頃からのモンテッソーリ教育が合っていたのでしょうか、今のところ自ら進んで勉強をしています。
それとも口出しをしないことが良かったのでしょうか。
数字で測れるものでもないのではっきりと断言はできませんが、今のところ期日が決まっているやるべきことに対してきちんと取り組めています。
親が見守ってやり、困った時には声をかけてやれる距離感が子供達にとって丁度良いのかもしれませんね。
勉強をするタイミングでも何でも、自分で決めることが色々な自主性や積極性に繋がっていくと思うので、子供達を見ていてモンテッソーリの幼稚園で良かったなと思う一例のご紹介でした。
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